実売3000円程度で、普通100円くらいで売られている白熱電球が30個も買える値段だが、消費電力が1/8、メーカーによれば寿命が40倍だそうだから、経済合理性からすれば買いである。蛍光灯電球に対しても寿命において3倍、消費電力においても3-4割有利と言われており、将来的にはLEDへの置換が進むはずだ。
上記写真の60ワット型電球の消費電力はわずかに7.5Wである。ほとんど豆球と同じ程度であり、その程度なら、電子レンジの使い方ひとつで消えてなくなるだろう。これだけ消費電力が低いと、電灯という器具そのものに対する考え方を変えてもよさそうだ。夜間でも、就寝中以外は、家の中は明るくしている方がいい。各部の電灯の入り切りは気にせず、まるで浮世絵のように家のすべてがクリアだと、家も広く感じるし、気持ちもしゃきっとするというものだ。
余談だが、 私は薄暗い欧米のホテルが苦手である。全体照明をつけず、部分部分を、それも白熱電球(かそれと同じ色の蛍光灯電球)で照らす感じだと、もはや文字を読む気にはなれない。食事をしていても寂しい。生産的なことを何もする気にならず、寝るまでの時間は、明日への希望のための前向きな時間というよりは、今日から逃避するための後ろ向きの時間になってしまう気がする。それが文化の違いだと言われればその通りで、文句を言うつもりはないのだが、少なくとも日本のホテルでは、間接照明にあわせて全体照明も配備してほしいものである。
その原理からして、LED電球でわざわざ色温度を下げた白熱電球色を買うのは愚かである。従来の白熱電球の素朴な置換というより、電灯に関する既成概念を柔軟に変えた方がいい。
SHARP LED電球 昼白色相当 60W E26 DLL601N
- シャープ
- メーカー型番:DLL601N
- サイズ:最大径60×全長114mm
- 本体重量:168g
- LED光源:昼白色相当
- 色温度:5,000K
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